| 活動内容 |
赤十字語学奉仕団 救急法についてのまとめ (2008年10月)
(講師:鈴木 隆則 氏、松野 千郷 氏)
場 所:日赤本社101会議室
配布資料:①救急法基礎講習教本、②救急法の基礎知識~備えあれば安心~、③DVD 赤十字救急法
◆救急法を学ぶ目的:
事故防止をし、緊急時に必要な手当てが出来るように救急法の正しい知識と技術を身につける。(なお、救急法の分野は常に新知識と新技術が進んでおり、以前に比べて内容の変更、および応急方法も多様化をしてきている)
◆救助者の守るべき事:
自分自身をまず守り、二次災害の発生を防止する。医薬品の使用をしない。心肺停止について自己判断をしない。救助をあきらめない事。
◆手当て方法:
①観察 ②判断 ③手当て
飲食物を自己判断で与えない。(ショック症状につながる恐れがあり、場合によっては相手が意識障害、死亡するケースがある。ただし、熱中症や蛇にかまれた場合を除くなど、例外がある)
◆一時救命処置:
① 気道確保 ②人工呼吸(ただし、相手が嘔吐、服毒、口に傷などあるばあいには省いて③へ) ③胸骨圧迫
大人の場合>気道確保→救急車を呼ぶ→人工呼吸→胸骨圧迫
子供の場合>気道確保→人工呼吸→胸骨圧迫→救急車を呼ぶ(子供の場合には喉を詰まらす等の事故のケースが多いため、救急車を呼ぶ前に処置を試みると回復する場合がある)
救急車はおよそ平均6分半ほどで到着するのでそれまでは躊躇せず、強く・速く・絶え間なく処置をする。1秒インターバルがあく度に、蘇生率が1%下がる。
◆AEDとは:
心臓の痙攣(細動)を除く機器。2枚のパッドを心臓を挟むように貼る。救急隊員に相手を引き渡すまで、AEDの電源は落とさない。(心臓に関するデータが機械内に記録されているため)
AED処置をした後、「心肺蘇生法に切り替えてください」と音声がいっている場合には、2通りの解釈がある。
① 心臓の細動が無事に取り除かれた場合。
② 心臓が静止(心静止)をしている場合。この場合はより危険な領域に近づいているので、気を抜かないで引き続き処置。
◆ 実技 実際の一時救命処置の流れ:
① 周囲の観察(救助者自身の周囲の安全の指差し確認。たとえばガス漏れなどしている状況か否かなど)
② 傷病者の観察
③ 意識の確保(相手の首位置横あたりに屈みこみ、耳元に拳一つ分ほどの距離から、”もしもし、もしもし~”)
④ 協力者をもとめる。Ⅰ協力者Aへ 救急車を呼んでください。Ⅱ協力者Bへ AEDを持ってきてください。
⑤ 気道確保(二本指で相手のあごを上にあげ、あご骨の位置の延長が床と垂直の角度になるようにする)
⑥ 呼吸の確認(5秒間)
⑦ 人工呼吸(2回。肺が軽くふくらみ、体が少しだけ浮く程度に。吹き込みは軽くでよい)
⑧ 胸骨圧迫(30回。4-5センチの深さで。両手を相手の乳頭と正中線がクロスする位置にあてる。視線は肩の辺りを見る。手を見ていると押す角度が斜めに入ってしまうため)
⑨ AEDが到着。AEDを持参してきた人に、救助者はAED持参者に一時救命処置の交代を依頼、その間救助者はAEDの電源を入れ、機械の音声に従ってパッドを相手に貼る。その際に、感電予防のため汗を拭く。胸毛が濃いひとは、一枚目のパッドをすばやくはがして毛を脱毛し、2枚目のパッドを貼りなおして再処置。
⑩ 救急隊員到着。交代。AEDの電源は落とさない。救急隊員がAEDを片す。(機械内の心臓の記録確認を行うため)
◆ 三角巾
① かた結びの方法 ②正しいたたみ方 ③頭部止血(指でずらしても外れない程度に強く止血)④捻挫時の足の固定
◆ 緊急脱出(人の場所移動)
①相手が仰向けになっていた場合、両手で上半身を起こして立てひざで背中を支える。②相手の片腕を折り曲げ、自分の両手を相手の両脇下からくぐらせて、相手のひじ関節あたりと、手首をつかむ。③相手のお尻を少し浮かせてから後ろ方向に運搬。
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